石岡神社 縁日(えんにち)イベント報告

「日常から離れた、かしこまった場所」という印象のある神社ですが、 今回のイベントをきっかけに、神社を身近に感じられる一日となりました。 譲渡会は、お声がかかった猫さんもいました! また、犬や猫との生活をいつか実現したい!とおっしゃる方も多かったです。 日本の神社と暮らしの関わり 神社は、古くから日本の暮らしや文化と深い関わりを持ってきました。 祈りや感謝を捧げる場であるだけでなく、地域の交流や絆を育む大切な場所でもあります。 着物を着てのスタンプラリーを多くの方が楽しんでいました。 (カジュアル仕様な着物なので、気軽に参加できます。ペットの抱っこもOKです) ペットと一緒に参拝 石岡神社では、ペット同伴が可能となっております。 もちろん、マナーを守ることが大前提。 そんなマナーを学ぶため、今回は参拝体験ブースがありました。 企画は「おかやまこなな」さんです(Instagram@tryagain775) ペットとの参拝体験が大人気 中でも印象的だったのは、目の見えない犬・柊花(しゅうか)さんの参拝体験。 参拝体験主催のこななさん) と待機中の柊花さんを、 ある参加者の方が「一緒に参拝したい」と抱き上げて境内へ。 そんな心温まる場面に、愛情の深さを改めて感じました。 また、桜空(さく)ちゃんと雅(みやび)ちゃんという2匹のアイドル犬も大活躍。 境内を元気いっぱいに散歩する姿(ときには段差を嫌がり渋い顔をする桜空ちゃん)がとても微笑ましかったです。 多くの参加者(大人も子どもも)が保護犬と散歩する体験をすることができました。 穏やか「縁日」 今回の譲渡会は、まさに「縁日」のような雰囲気。 啓発イベントではありましたが、特に子どもたちが自由に動き回る姿が印象的でした。 地域の方とこうして穏やかな時間を共有でき、良い時間となりました。 イベント概要 主催: 日本地域文化研究所 協力: 西条市市民活動支援センター / NPO動物愛護団体daisy_saijo / 睦TSUMI 後援: 西条市 / 西条市教育委員会 今回のイベントは、地域の皆さんにとっても、ペットたちにとっても、特別な時間になったのではないでしょうか。 主催の日本地域文化研究所さん、ありがとうございました。

11月 25, 2024

民藝さんぽイベント報告

11/3 (日) 「民藝さんぽ」 譲渡会 西条高校の大手門近くで譲渡会を開催しました。 今回の譲渡会は、たくさんの仔猫たちで賑わい、訪れた方から「かわいい~♡」という声があふれていました。 また、猫を家族に迎えようと考えて来てくださった方もおり、猫との暮らしについて真剣に考えている様子が印象的でした。 きっと幸せな猫ライフが始まるはずです。 気になった猫がいましたら、お気軽にお問い合わせください。 ↑民藝さんぽの様子。 ↑FIP療養中の寅吉さん ↑アイドル的かわいさの仔猫さん ↑さくちゃん。これまたアイドル的可愛さ。 ↑甘いものが染みる、、、ひなのやさん。 ↑好奇心旺盛な仔猫さん ↑( ˘ω˘)スヤァ くっついて寝てました可愛い。 ↑ボランティアの西条高校生。テキパキ&にこやかな生徒さんたち。 おかげさまで数頭の仔猫がトライアルに繋がりました。 この日は天気にも恵まれ、穏やかなイベントとなりました。 ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

11月 11, 2024

寅吉さんFIP発症について

(追記2025/01/24) リンク:2025年1月21日 寅吉(通称:とあら) が旅立ちました。 治療費へのご寄付はここで締めくくらせていただきます。本当にありがとうございました 今回、シェルターにゃんかぞくの寅吉のFIP再発を報告します。 戸惑いも大きくありましたが、今はとにかく元気になってほしい一心で、病気と向き合っています。 1度目の発症から今まで 寅吉が4月に急激に痩せ始めたことが気になり、かかりつけ医で診察を受けました。 4月19日、体重3.24kg、発熱があり、血液検査と点滴を行いました。 4月22日、コロナ抗体検査の結果、FIP(猫伝染性腹膜炎)の疑いが高まりました。 4月23日、モルヌピラビル投薬が可能な四国中央市の病院へ転院しました。 ※ボランティアさんからFIP治療に詳しい広島の病院を紹介され、そこでモルヌピラビル投薬を提案されました。 しかし、広島に通うのは難しいため、ボランティアさんと協力して、なるべく近場で投与可能な病院を探し、四国中央市の病院にたどり着きました。 7月16日、経過良好、モルヌピラビル84日投与終了 そして、元気に元通りの生活を送っていた矢先に2度目の発症です。 再発 8月下旬に体重が減少。食欲あり 8月27日の通院からモルヌピラビルを投与。脱水症状と軽度の麻痺あり。 8月30日にはエイズと白血病の検査。どちらも陰性。 9月~。モルヌピラビルの投与と皮下補液を行い、回復を目指して治療を続ける。 しかし、モルヌピラビルの効果が見られず、転院を決断しました。 転院の決め手となったのは、FIPの原因ウイルスがモルヌピラビルの効かない形に変異していた可能性があり これまでかかっていた病院にモルヌピラビル以外の薬が常備されておらず、このまま対処療法だけでは寅吉の命を守ることができないということから、転院を決意しました。 (追記)2024/11/26 夜、最後の投薬を終えました! 詳しくは寅吉さん治療を終えたご報告 2年前ミケさんのFIP発症 私は、2年前の夏、2022年8月に、ミケさんを同じ病気で亡くしました。 ミケさんはウェットタイプ、寅吉はドライタイプです。 当時は、愛媛県内や四国内の病院では対応がなく、 広島や神奈川の病院に通うか、個人輸入で薬を手に入れるしか選択肢がありませんでした。 この治療は総額200万円を超えるもので、治療を諦めざるを得ませんでした。 しかし、現在では治療法が確立されつつあり、国が認可した薬(動物には未認可ですが)も愛媛県内で投与可能になり、費用も約20万円からと頑張れば手が届く範囲になりました。 今回は、絶対にFIPで寅吉を見送りたくありません。 それは私の我儘です。 寅吉の回復力と、医療の力を信じています。 そして、これまで病気と戦ってきた猫たちにも祈ります。 わかってはいるのですが、どうか力を貸していただきたいのです。 それと、あまりお話ししてこなかった、活動費についてお話しさせてください。 年末まで(4か月分)に予定されている出費 9月から12月までにかかる費用で大きいものは、「1.地域猫活動費」です。 それと、シェルターの預かり猫の中でも、緊急で預かっている 「2.緊急預かり猫のお世話費」です。 (愛護センターから初期に引き出した猫は含めておりません。) 1.地域猫活動費 地域猫活動費:16万円(4万円×4ヶ月)※手術代は別 TNRを行う時に使う物品や、譲渡会参加のための費用が含まれます。 2.シェルターの緊急預かりにかかる超過分 シェルターの緊急預かりにかかる超過分:12万円(3万円×4か月分) シェルターの緊急預かりの猫: しの(♀) オニキス(♂) ひな(♂) あおちゃん(♂) キジトラくん(♂・飲み屋街出身) 那岐(♀) 以上が、お世話や医療費の予算としております。 寅吉の今後の医療費見込み 寅吉に多くの治療費がかかります。 60万円から100万円を予定しております。 まだ予断の許さない状態ではありますが、寅吉は頑張って採血や治療を受けています。 ...

9月 4, 2024

市民ギャラリー展示のお知らせ(9月)

概要 内容 「ペット防災・適正飼養啓発」展示 場所 SAIJO BASE 3F 市民ギャラリー たぶん9月中…? 展示内容 今回は、 虐待防止や適正飼養啓発ポスター ペット防災 地域猫のススメ 県内で活動している🐶🐱団体の紹介 ペットセーバー 自由研究の展示 ペット版防災ゲームHUGの展示 L版写真。里親募集猫さん大集合(可愛いからいっぱい貼ってます) を行っております。盛りだくさんです。詰め込んでます。ちょいカオス。 今回、市内の中学生まとめた自由研究「保護猫の現状」を展示しています。(現物ではなく写真です) 猫の問題に目を向け、調べて分かったことを発信してくれています。 自分にできること、ということもしっかりとした自分の言葉で書いてくれています。 個人的な感想ですが、今の子どもたちが大人になるとき、私たちの動物愛護活動が本当に成果を上げているのか、また、この活動に共感してもらえるのか、振り返るきっかけをいただきました。 現時点では活動のゴールはまだ見えていませんが、 地域猫活動を続けることで、引き取り手がいない&生まれては消えていく子猫が生まれないように、地道に取り組んでいきたいと思います。 今回の展示のメインは、ペット防災 いつか起こる地震。飼い主さんが準備すべき、ペットのごはん、お水などを紹介。 まだペットの避難準備してないな、という方は、お気軽にどうぞ。 県内で活動する団体さん紹介エリア! 愛媛県松山市福音寺町で動物保護施設を運営している「WishMeLuck」さんです。(2022年に設立) 主な活動内容: 保護犬のトレーニング: 保護犬が新しい家族に適応できるよう、専門のトレーナーが丁寧にトレーニングを行います。再び保護施設に戻ることがないよう、譲渡先の家族との相性を見極めたうえで譲渡します。 WishMeLuckHP Instagram 精力的に活動されている団体です。 ぜひcheckしてわん🐶(いきなりのわん) あと、愛媛で活動しているこななさんポスターもあります。 アクティブでかっちょいい活動家さんです。インスタチェックしてみてください。 まとめ というわけで、フリーでミックスでゆるっとした展示になっております! 情報量が多いので、すべてに目を通すのはなかなか、、、なので、気軽に来てもらって、気になった情報を持って帰ってもらえれば嬉しいです。 写真撮影OKです。(配布資料と雑誌は除く) 感想などありましたら、感想boxがありますので書いてくれると嬉しみです。よろしくおねがいします😊

9月 3, 2024

猫の「適正飼養」について

はじめに 猫を迎えたい!と思ったら、まず適正飼養を知りましょう。 動物愛護管理法(愛護法)というルールに基づいて飼育するために&猫を健康・幸福に育てるために、それぞれの地方自治体で適正飼養ガイドラインが策定されています。 それぞれの地域のガイドラインを知ることで、飼い主としての責任を果たし、猫たちにとって快適な生活環境を作ることができます。 以下に、その要点をまとめました。 適正飼養の要点 室内飼養の徹底 屋外は交通事故、怪我、感染症や糞尿による近隣トラブル等、様々な危険があるので、室内飼養を行うようにしましょう。 健康管理 日頃からよく観察し、異常があれば早目に獣医師等に相談するようにしましょう。猫のワクチン接種も不可欠です。(ワクチン接種は義務ではないのですが、“飼い主は動物に起因する感染症を予防するために十分な注意を払う義務"があります。愛護法第七条2項)。 また、人への感染にも気を付けましょう。過度におそれる必要はありませんが、口づけや食べ物の口移し等は行わず、猫を触った後は手を洗うようにしましょう。 適正な空間の確保 猫は活発な生き物であり、適切なスペースが必要です。室内飼育の場合でも、適度なスペースと猫の行動範囲を確保しましょう。 災害時の備え・迷子の予防 同行避難が出来るように普段からケージに慣れさせておくなど、日頃からしつけをしておき、餌と水は最低5日分以上用意しておきましょう。 万が一はぐれてしまった時のためにも、マイクロチップなどの所有者明示措置は必要です。 不妊・去勢手術の必要性 過剰な繁殖は絶対に防がなくてはいけません。不妊・去勢手術を検討しましょう。 家の中で飼っているから安心、ではありません。ベランダで過ごしているうちにノラ猫との子どもを身ごもるパターンもあります。 無計画な子猫の生まれすぎを防ぐためにも、繁殖は計画的に! 猫は年間4回の妊娠で合計20匹以上の子どもを産みます。 食べ物に困らなければ、生まれた猫たちも成長したのち、また子どもが生みますから、1年で200匹以上の猫が誕生します。 これだけの猫たちを家飼いすることは困難ですし、地域猫として育てていくのも限界があります。結果、殺処分になるという現実があります。 不妊去勢をすることで、たくさんの猫たちが救われます。 まとめ 適正飼養を知ることは、猫だけではなく飼い主さんにとっても大切なことです。 穏やかに生活するため&トラブルを回避するために最低限守らなければならないルールです。 猫を迎えるときは 正しい知識を身につけ、心地よい飼育環境を用意しましょう。(無理のない頭数を心地よい環境でお世話する) 終生飼養=最後まで責任をもって大切にすること を守りましょう 最後にチェックリスト 家族全員が猫を飼うことに賛成していますか? 終生飼養が出来ますか? 猫を飼うのに適した住環境ですか? 転勤や引っ越し等の心配はないですか? 不妊去勢等の繁殖制限の必要性を理解できますか? 経済的余裕はありますか? 近隣に迷惑をかけずに飼えますか? 飼養出来なくなった時のことを考えてますか? 飼うことができるのはすべてに自信をもって「はい」と答えられる人だけです。 実は何かしらの事情で泣く泣く手放し、愛護センターに引き取ってもらうことも多いのです。 なので、もしかしたら飼えなくなるかも? という心配があるうちは、猫を飼わないことを選択しましょう。 猫のいるカフェで癒されたり、動物園で動物たちの生態を学ぶこともできます。 保護猫活動を支援したり、参加したり。 猫への関りは、飼育することだけではありません。 それでも、猫と暮らしたい!と思ったときは、飼育に関する知識を身につけましょう。 飼い主としての責任を十分に果たし、猫に信頼してもらえる飼い主さんになりましょう。 正しく飼育できれば、幸せな猫ライフが待ってますよ。

2月 29, 2024

〜犬猫のためのペット防災ガイド〜

東日本大震災では、飼い主と離れた犬や猫が数千頭。 今では「同行避難(ペットと一緒に避難)」が推奨されていますが、避難所によっては 同じ空間での生活(同伴避難) が難しい場合もあります。 なぜ同行避難が必要なのか 飼い主と離れたペットは、餓死・脱走・共食いなどの危険にさらされます 野犬化・野良化する可能性 そして、愛護動物を放棄することは「遺棄罪」に該当します(令和2年6月より罰則強化) 飼い主さんの確認ポイント 移動手段(キャリー、リード、慣れさせる練習) 受け入れ先(避難所やペット可施設の事前確認) しつけや健康管理(吠え対策・ワクチン・マイクロチップ) 複数飼育の場合の対応(全頭を安全に移動できるか) 避難生活のシミュレーションを 見知らぬ場所・にぎやかな環境でも落ち着けるか キャリーに長時間入っていられるか トイレや吠えグセなど、最低限のマナーが守れるか 備えておきたい持ち物リスト 水・ごはん(最低3日以上) トイレシーツ・ビニール袋 キャリー、首輪、リード、洗濯ネット お薬や健康手帳 ワクチン証明 迷子札 ペットの写真 大好きなおもちゃやタオル 情報を得る・備える SAIJO BASEでは防災展示(〜2024年3月10日まで)を開催中。 避難所運営ゲーム「HUG」も紹介しています。 家族や地域の方と一緒に、もしもを考えるきっかけに。 最後に 災害時、ペットに関することは後回しになりがちです。 ペット仲間で「災害時の預け先・連絡手段」を共有 自治体の避難所一覧を調べ、ペット可か確認 防災訓練にペットと参加して慣れさせる など。 「命を守る準備」を日頃から始めましょう。

2月 27, 2024